はじめに
家の間取りを考える際に重要な要素となるのが、階段の位置です。
階段の位置を間違えると、動線や子育てにも影響が及びかねません。
是非階段の位置は紹介する方法を参考に慎重に決めてみてください。
書籍の引用
具体的な間取りの話をする前に、書籍の紹介をしようと思います。
飯塚豊著『間取りの方程式』からの引用です。
クローバーなら、四つ葉じゃなくても
「動線」という言葉はもともと建築の専門用語ですが、ここ最近はテレビや雑誌などが「良い間取りをつくるには、動線をしっかり考えないと! 」と連呼してくれたおかげで、一般にも馴染みの深い言葉となりました。
たしかに動線の計画は大切。
だからこそシンプルに。
大切なことほどシンプルに考えたほうがうまくいくものです。
そこで私かおすすめするのがクローバー形の動線。
「玄関」のページで述べたとおり、玄関・階段を建物の中央付近に置き、その周りに各部屋を配置していく間取りにすると、動線が自然とクローバー形を描きます。
玄関・階段がクローバーの「茎」となり、周りに部屋という「葉」を広げていくのです。
大切なのはこれだけ。
もちろん、四つ葉でなくても構いません。
葉っぱが2 つでも3 つでも、クローバー形の動線ならそれだけで幸福が約束されます。
ほら、クローバーになるでしょ?
典型的な四つ葉のクローバー
建物の中央に配置した階段から、4つの部屋に動線が伸びていきます。ムダな廊下はほとんどありません。
葉っぱからさらに葉っぱが生える二葉のクローバー
階段を基点に動線が左右に伸びている間取りです。
ダイニングからは、さらにキッチンの葉っぱが生えています。
キッチンからは、さらにトイレの葉っぱが……。
このように葉から葉が生える動線は、クローバー形動線の応用篇。
水廻りを裏側に隠したいときに有効な動線です。
クローバー動線の間取りを描こう
では、クローバー形の動線を意識しながら、シンプルな間取りをつくってみましょう。
「建築面積16 坪・総2階の家」という設定でやってみます。
ゾーニングする
まずは、1階南側にパブリックゾーン、北側に水廻りゾーンを配置するオーソドックスなゾーニングをしてみます。
玄関は西側の中央付近に配置します。
1階はひとまずこれで終わり。
2階の階段位置を先に決める
次に2階へ移ります。寝室階(2階)は部屋数が多くなるので、2階から先に決めていくと階段の位置や形状も自動的に決まります。
今回は素直に南側から2階中央部へ上がる直進階段を配置しました。
そのうえで、階段から直接アクセスできるように各部屋を割り振ります。
ここまで描ければ2階の間取りは完成。
再び1階に戻ります。
ゾーンの中身を考える
階段の位置が決まれば、各部屋の配置も考えやすくなります。
この家は階段がパブリックゾーンを左右に分割しました。
東側は吹抜けにしましたが、吹抜けの下はダイニングを配置するのがよさそうです。
LDの位置が決まればキッチンの配置も決まりますね。
あとは、クローバー動線になるよう間仕切壁の位置を調整していくだけです。
クローバーの2大品種
クローバー形の動線は、大きく分けて以下の2タイプに集約されます。
階段中心型
コンパクトにまとめた玄関ホール・短い廊下・階段から、動線が各部屋に枝分かれして
いくタイプです。一般的にはこの形になるでしょう。
移動専用の空間が少ないので、面積にムダが出ません。
各室のプライバシーや落ち着きにも配慮された間取りです。
リビング・ダイニング中心型
クローバーの中心にリビング・ダイニング(LD )を据える、ちょっと特殊なタイプです。
LDに玄関を直接接続するので、移動空間のムダが省けます。
ただし、水廻り各室のドアがLDに面してしまうので、クローバーの「茎」の形を調整するなどして、工夫しないといけません。
我が家の階段とクローバー動線
我が家の設計をするときに悩んだのが階段の位置でした。
このような間取りはあまり見たことがないかもしれませんが、その要因の1つが階段の位置からくるものでしょう。
クローバー動線
階段の位置を決めるにあっては、引用した書籍にあるように、家の中心に階段を配置しました。
これにより、階段を中心とした動線ができあがったのです。
階段を中心に配置したあとは、ゾーニングで水廻り、リビング、ダイニング、キッチン、和室などのエリアを決めていくだけです。
これにより間取りの決め方はとてもシンプルになります。
リビング階段のメリット
最近はリビングに階段を設置するリビング階段の間取りデザインもよく見かけるようになりました。
リビング階段はどんな点が優れているのでしょうか。
それはズバリ家族との距離感でしょう。
よくありがちな間取りとして、家の中央に玄関があり、玄関の先はホールになっており、そこから階段で2階に上がれる間取りです。
これの何が問題かというと、子供などが学校から帰ってきた際に自分の部屋に直行してしまう点でしょう。
家の人も子供が帰ってきたのかどうか分からなかったり、知らぬ間に友人などを家に上げていることもあるでしょう。
その点リビング階段にすると、2階に上がるためには人のいるリビングを通らなくてはなりません。
これにより、自然と子供が家の人と顔を合わせることになりますし、親の知らない間に友人などを部屋に上げているなどといったことがなくなります。
家の人と顔を合わせることで、自然と「ただいま」「おかえり」といった会話も生まれ、コミュニケーションが取れるメリットがあります。
ただし、リビング階段にすると階段が吹き抜けと同じ役割を果たして熱が逃げてしまいます。
夏は良いでしょうが、冬場は暖房効率が落ちてしまうので、注意が必要です。
「リビング階段」ではなく「家の奥・隠し階段」
リビング階段はメリットもある一方、暖房効率の問題もあります。
まれに2階に上がる階段部分にドアをつけている間取りも見ますが、僕はあまり好きではありません。
ドアをあけるといきなり階段なので、個人的にはちょっと格好悪いなという印象を受けます。
そこで、リビング階段に代わる提案があります。
それは「家の奥・隠し階段」です。
映画「隠し剣 鬼の爪」を思わせるネーミングです(笑)
もちろんこんな言葉はありません。僕が作りました。
階段をリビングや和室など、人がいる場所を通った先に配置するのです。
リビング内には置かないので暖房効率に影響もしません。
隠し階段としたのは、お客さんなどリビングに来た人からは見えない階段だからです。
浴室・トイレ・洗面室などはあまり、お客さんには見られたくないですし、お客さんが来ている際も会わずに使用したい場合もありますよね。
そうしたエリアに階段を設置すると隠し階段は簡単に作れます。
中央階段のメリット
階段を家の中央に配置するとメリットがあります。
それは外壁に接する箇所を部屋に割り振れることです。
部屋には窓が必要ですが、階段を外壁に接する箇所に設置すると、その分、窓を取れる部屋が少なくなってしまいます。
階段は滞在する場所ではないので、照明を設置すれば窓がなくても問題ないです。
どうしても自然光が欲しいのであれば、天窓などを設置すれば自然光を取り入れられます。
我が家でも天窓を検討しましたが、ソーラーを設置できる面積が減るのでやめました。
我が家の2階には子供部屋2部屋、主寝室、ウォークインクローゼット、セカンドリビング、僕の書斎、妻のプライベートルーム、トイレ、洗面室を設置しましたが、階段を中央に設置しなければ、これだけの部屋に窓を設置することは難しかったでしょう。
事実、ハウスメーカーの営業担当にはこの面積ではこれだけの部屋を設置するのは難しいですと言われましたが、自分で三スケ(三角スケール)を使用して間取りを書き直した結果、ハウスメーカーが無理だと言った間取りを実現できたのです。
セキスイハイムで新築注文住宅から10%の値引きして安く建てる方法
セキスイハイムの注文住宅を少しでも安く建てたい
これからセキスイハイムで家を新築するのであれば、少しでも安く建てたいですよね?
セキスイハイムの坪単価は一般的な工務店などに比べると高めですから、いくらでも安く建てたいところです。
この見積書は我が家をセキスイハイムで新築した際の見積書ですが、1100万円以上の値引きに成功しています。
セキスハイムは値引き交渉をしないで建てると高いですが、『セキスイハイムから1100万円の値引きに成功した見積もり公開&価格交渉方法と紹介割引』で紹介したように、値引き交渉や様々な割引制度を使えば、数百万円の値引きができますから、是非少しでも値引きをしてもらってください。
僕が実践した「セキスイハイム値引き方法」の詳細はこちらから>>
セキスイハイムの割引の中でもっとも確実な値引き方法「オーナー紹介割引」
数あるセキスイハイムの値引き方法の中でも「オーナー紹介割引」は確実で大幅な値引きが期待できる値引き方法です。
もし、これから家づくりを検討されているのであれば、「オーナー紹介」を受けていて損はありません。
もちろん!セキスイハイムからの提案が気に入らなかったり、他のハウスメーカーの方がよければ、「オーナー紹介」の後であってもセキスイハイムの提案を断ってもらって大丈夫です。
ネットで知り合った人の紹介でも大丈夫かと心配になる方もいるかもしれませんが、問題ありません。
実際にこのブログ記事を読んでいただいて、お問い合わせしてくれた方を紹介したところ10%値引きになりました。
自分で値引き交渉するのが煩わしい・苦手と感じている方も、このオーナー紹介による値引き方法なら僕からセキスイハイムに紹介するだけですから、気軽に利用できます。
北海道から九州までどこで建てる場合でも値引きOKとのことだったので、オーナー紹介割引で家を建てたいという方はこちらまでお問い合わせください。
今までセキスイハイムの営業担当者がついていないケースでは、ほぼ100%値引きに成功しています。
営業担当者がついている場合は、進捗状況等によって値引きができたケースもあれば、できなかったケースもあります。
なお、当サイトはGoogle広告及びアフィリエイト収入により運営しておりますので、紹介を受けた方からの手数料等は一切頂戴しておりません。
オーナー紹介をする前の注意事項
①当方からの返信はGmailでします。あらかじめ@gmail.comからのメールを受信できるようにしておいてください。
※当方から返信してもエラーで送信できないことがあります。
「.com」を迷惑メールのフィルター設定をしている場合などもご注意ください。
②当サイトはSSL通信(暗号化通信)対応ですので、安心してご連絡ください。
オーナー紹介割引と併用がお勧めのセキスイハイム値引交渉方法
オーナー紹介割引と併用してするお勧めの値引交渉方法があります!
それは値引交渉の基本であるハウスメーカー複数社での相見積もりです。
オーナー紹介割引である程度値引きが上手くいった際に、最後の一押しでするのに効果的です。
その最後のタイミングでしっかり複数社の見積書を提示して「この〇〇社の見積もりより安くしてくれたら契約します」の一言が言えるように事前にハウスメーカー複数社の見積書を準備しておく必要があります。
その最後の一押しに必要な見積書である『間取りプラン・資金計画書・土地提案書』をしつこい営業を受けることなく、複数のハウスメーカーや工務店に無料で一括依頼することができたら便利だと思いませんか?
実はそんな便利なサービスを無料で提供しているサイトがあるのです!
それは「タウンライフ家づくり」というサービスです。
同じ間取りプランでも数百万円の差が出ることも珍しくないのが注文住宅ですから、1社だけではなく複数社に相見積もりを依頼して相見積もりに必要な『間取りプラン・資金計画書・土地提案書』を比較検討しましょう。
>>『間取りプラン・資金計画書・土地提案書』の一括無料作成依頼はこちらから
>>『間取りプラン・資金計画書・土地提案書』の一括無料作成依頼はこちらから
住宅会社に相見積もり・間取りプランの作成を依頼する際の注意事項
複数のハウスメーカーや工務店に相見積もり・間取りプランの作成を依頼する際に注意する点があります。
それはできるだけ、自分の要望を住宅会社に伝えることです。
まだ、あなたの家づくりはスタートしたばかりでしょうから、詳細な要望をする必要はありませんが、おおまかな予算や希望する部屋の数などはありますよね?
もし、そういった希望があるのであれば、タウンライフで住宅会社に相見積もりを依頼する際に、下記入力フォームに現段階での希望を伝えましょう。
タウンライフのH Pにも「詳細に入れていただかないとプラン等の提案ができない場合もございます。」と記載がありましたから、自分の希望・条件・予算などをできるだけ伝えることがタウンライフを上手く利用するコツです。
特に要望記入欄には、あなたの要望をできるだけ記載すると良いでしょう。
上記画像の赤色の四角で囲った部分が要望記入欄です。
ここに家づくりの要望をできるだけ記入すれば、あなたにあった間取りプランを作成してくれますよ。
記載方法に困った場合には、次の項目で、みんながどんな風に住宅会社に間取りの要望を伝えているか紹介しているので、参考にしてみてください。
みんなはこんな風に間取りの要望を住宅会社に伝えているよ
みんなは要望記入欄にこんな感じで入力しているよ。
下の✅折りたたみメニューをクリックするとみんなが要望した内容を展開表示できるから、参考にしてみてね。
真似したいものがあったらコピペして使用してOK!
希望する注文住宅の階層から選ぶ
平屋住宅
2階建て
3階建て
住みたいライフスタイル・要望から選ぶ
二世帯住宅
土地&間取りの提案
店舗併用住宅
ゼロ・エネルギーな暮らし(ZEH)
子育ての暮らし
ペットと暮らせる間取り
間取りの要望を伝える
複数社に一括して間取りの要望を伝えながら相見積もりを取得してみませんか?
よくある質問
僕も何度かタウンライフで資料請求をしたことがありますが、訪問営業や迷惑電話は一度も来ていません。
特に心配な方は間取り要望記入欄に「訪問営業、電話営業はご遠慮ください」とでも書いておけば間違いありません。
➀間取りプラン
➁資金計画書
➂土地提案書
他方、他のサイトは「資料請求」だけにとどまっていることです。
タウンライフ
家づくりの第1歩として、まずは「資料請求をしてみよう」くらいの軽い気持ちで、今すぐ複数社の相見積もりを取ってみてはいかがでしょうか?
セキスイハイムの住宅を安く建てる方法ってあるの?
セキスイハイムの住宅は価格が高くて建てられないと思っていませんか?
我が家はセキスイハイムから1100万円もの値引きをして
お得にセキスイハイムで家を建てられました!
『セキスイハイムから1100万円の限界値引きに成功した㊙価格交渉方法と坪単価』のページに進む
失敗しない「住宅会社・ハウスメーカー・工務店」の選び方
すべての人がよい家づくりを望み、
すべての住宅会社がよい家づくりを謳っているにも関わらず、
家づくりで失敗する人が後を絶えないのはなぜでしょうか?
\この記事はどうでしたか?/
この記事は私が書きました
HALプロフィール
2016年にセキスイハイムで60坪の注文住宅を建てる際に、価格交渉で1100万円以上の値引きに成功しました。
これからセキスイハイムで家を建てる方に『セキスイハイムから1100万円の限界値引きに成功した価格交渉方法』などをお伝えします。
また、間取り・不動産登記・固定資産税・住宅設備など幅広い知識を基に住宅に関する様々な情報をお伝えします。
保有資格:宅地建物取引士
この記事を読んで「いいね!」と思ってくれた方は本記事をシェアしてください_(._.)_
あなたの応援がブログ運営の励みになります!!
ブログの更新情報はTwitterでアップしています。
Twitterアカウント
『https://twitter.com/office_hal』
☟クリックしてね(^^)/