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早生まれは損・不利で学力が低い!?マタイ効果と親ができるサポート

Bessi / Pixabay

 

 

 

はじめに

プロ野球選手は4月から7月生まれが多いということを知っていますか?

これは噂ではなく、統計で明らかになっていることです。

プロ野球選手になれるかどうかは一部の人にしか影響しないかもしれませんが、学歴や偏差値にも誕生月による差が生じるとしたらどうでしょうか?

もし誕生月によって学歴や偏差値に影響があるとすれば、子供の一生に与える影響は計り知れません。

もし、誕生月による学歴格差があるとして、その格差をひっくり返す方法があるとしたら、知りたくはありませんか?

この記事では誕生月による学歴や偏差値への影響があるのかどうか、またその場合にはどのような対処方法を取れば良いのかについてお伝えします。

お子さんがいらっしゃる方は是非読んでみてください。

 

 

プロ野球選手は4月~7月生まれが多い

プロ野球選手誕生月別の登録数

次の表は2018年3月30日現在のプロ野球支配下選手誕生月別登録数です。

4月から7月までの平均人数は77人、8月から11月までの平均人数は約62人、12月から3月までの平均人数は45人となっています。

この数字からプロ野球選手になるには4月から7月生まれの方が12月から3月生まれの1.7倍有利な可能性があります。

 

プロサッカー選手誕生月別の登録数

これはプロ野球選手だけに当てはまる数字で、他の競技は違うのでしょうか。

そこで次にプロサッカー選手の誕生日月別の登録数を見てみましょう。

次の表は2018年3月30日現在のJ1選手誕生月別登録数です。

4月から7月までの平均人数は62人、8月から11月までの平均人数は約45人、12月から3月までの平均人数は28人となっています。

この数字からプロサッカー選手になるには4月から7月生まれの方が12月から3月生まれの2.2倍有利な可能性があります。。

 

4月から7月に出生する子供の数が多いのではないか?

プロ野球選手、プロサッカー選手の誕生月別登録数を見て、考えられるのは純粋に4月から7月の出生数が多いのではないかということです。

仮に4月から7月生まれの出生数が12月から3月生まれの2倍あるのであれば、プロ野球選手またはプロサッカー選手の登録数に差が出るのも当然ということになります。

 

そこで厚生労働省の人口動態統計からプロ野球・J1ともに主力選手が多い出生年度の男性の出生数を調べてみましょう。

次の表は2018年に27歳になる、1991年度(1991年4月~1992年3月)の誕生月別男性出生数です。

4月から7月までの平均出生数は53005人、8月から11月までの平均出生数は53277人、12月から3月までの平均出生数は50681人です。

4月から7月生まれと12月から3月生まれの差は2324人で、4月から7月生まれの方が多いものの、12月から3月生まれの1.09倍にとどまっています。

これはプロ野球の1.7倍、プロサッカー選手の2.2倍という数字からは随分と差があります。

つまり、誕生月の違いによるプロ野球選手、プロサッカー選手の登録数と誕生月別の出生数の関連性はないということになります。

 

プロ野球選手、プロサッカー選手に4月から7月生まれが多い理由

誕生月の違いによる1年の成長差が生じている。

では、何故プロ野球選手、プロサッカー選手に4月から7月生まれが多いのでしょうか。

それは日本の「年度」という制度が原因のひとつです。

日本では1月から12月までの暦年の他に、4月から3月までの年度があります。

役所や学校などではこの年度を1年として扱っており、学校では4月2日生まれから翌年の4月1日生まれを1学年として扱います。

そのため、4月2日生まれと4月1日生まれの子供にはほぼ1年間の成長差が生じます。

もちろん個人差はあるでしょうが、小さいころの1年間の体格の違いは大きなものになるでしょう。

しかし、小さい頃の1歳差はともかく、プロ野球選手・プロサッカー選手になる年齢になれば1歳の体格差などまったく影響しないはずです。

それにも関わらず、何故現実にプロ野球選手・プロサッカー選手の登録数に誕生月の違いによる差が生じるのでしょうか。

 

マタイ効果・成功体験

「マタイ効果」という言葉をご存知でしょうか?

 

Wikipediaによれば次のように説明されています。

マートンは、条件に恵まれた研究者は優れた業績を挙げることでさらに条件に恵まれる、という「利益・優位性の累積」のメカニズムを指摘した。マートンは、新約聖書のなかの文言「おおよそ、持っている人は与えられて、いよいよ豊かになるが、持っていない人は、持っているものまでも取り上げられるであろう」(マタイ福音書第13章12節)から借用してこのメカニズムを「マタイ効果」と命名した。

このマタイ効果はスポーツにおいても当てはまります。

仮に平均的な体格の男性2人がいたとして、1人は4月2日生まれ、1人は3月31日生まれだとします。

この2人はほぼ1年間の成長の違いがあるにも関わらず、同じ学年として学校に入学することになります。

2人が同時期に野球に興味を持ち、小学1年生のときに地域の野球のリトルシニアに入団したとしましょう。

1歳の体格差がありますから、同じように練習をしたとしても4月生まれの子の方が上手くできる確率が高くなります。

野球が上手ければ、当然下手な子供よりも監督やコーチからも目をかけてもらえることになります。

目をかけてもらえる状態が1年続けば、2年生になった頃には当然4月生まれの子供は3月生まれの子供よりも良い環境で練習をすることができます。

また、本人も「自分はできる」という成功体験を経験することにより、野球への練習にも熱が入るようになるでしょう。

この状態が1年、また1年と続けば、数年後2人の間に誕生月の違いによる体格の違いがあまりなくなったとしても、環境の違いが続いたことにより、プロ野球選手になる可能性は大きく異なることになるでしょう。

小さい頃からの優位性の累積が2人の子供の成長に大きな影響を与えたのです。

 

誕生月の違いによるプロ野球選手・プロサッカー選手の登録数の違いはこのような違いによるものと思ってまず、間違いありません。

このように同一学年であっても、4月生まれの子供と3月生まれの子供のようにスポーツなどで差が出る傾向にあることを「相対年齢効果」といいます。

 

子供の学歴・偏差値は4月生まれの方が3月生まれより良い?

さて、プロ野球選手、プロサッカー選手の登録数は4月から7月生まれの方が多く、それは誕生月別出生数の多寡によるものではないことも分かりました。

では、子供の学力はどうでしょうか?

プロ野球選手やプロサッカー選手は誰もが本気で目指すものではないですから、誕生月によって差があっても一般の人にはあまり関係がありません。

しかし、学歴や偏差値が誕生月によって差がつくようなことがあれば子供の一生に与える影響は大きいでしょう。

そこで誕生月の違いによる学歴・偏差値に差が生じているのか、確認をしてみましょう。

 

誕生月の違いによる最終学歴への影響

東京大学教授の川口大司氏の『誕生日と学業成績・最終学歴』(発表時は一橋大学准教授)からの抜粋引用です。

同じ学年に属する児童・生徒であっても誕生日が異なると日単位で計った実年齢は異なる。 この違いは児童の年齢が低いうちは精神的・肉体的発達度合いの異なる児童・生徒が同一 学年に在学することを意味する。 この実年齢の違いが成績などに与える影響を相対年齢効 果という。 実年齢差と実年齢の比率は, 児童が年齢を重ねるに従い無視しうる小ささに収 束していくため, 相対年齢効果は大人になるまでに消失するというのが一つの考え方であ る。 しかし, 仮に年齢が低いうちに取った成績が, 親や教師の児童に対する評価や児童自 身の自己評価を決定し, またその後のやる気や自信に影響を与えるとすると, 相対年齢効 果は永続的なものとなりうる。 この論文は 『国際数学・理科教育動向調査』 (TIMSS) と 『OECD 生徒の学習到達度調査』 (PISA) より得られる児童・生徒の成績と誕生日・誕生 月に関する個票データを用いて, 小学生・中学生の数学・理科, 高校生の数学・理科・読 解力の成績に与える相対年齢効果の大きさを測定する。 さらに, 『就業構造基本調査』 よ り得られる最終学歴と生まれ月に関する個票データを用いて, 最終学歴に関する相対年齢 効果の大きさを推定する。 分析の結果, 同一学年の最年長者と最年少者の間にはおおよそ 偏差値 2 から 3 の差があることが明らかになった。 さらに国私立中学校の在学者は全体の 5 %ほどであるが, 同一学年の最年長者は最年少者よりも国私立中学校に在学する確率が 2.5%ポイント高い。 最終学歴に関しても 4 大卒業率に男子で 2 %ポイント, 女子で 1 % ポイントの違いがあることが分かった。 これは 4 大卒業率の平均値が 27%と 9 %である ことを考えると大きな違いである。 相対年齢効果は頑健に検出され, さらに永続的である。

このグラフをご覧ください。公立中学校においては誕生月の違いによる生徒数の大きな差は認められませんが、大学の生徒数にはこれだけの差があります。

このように誕生月の違いはプロ野球選手・プロサッカー選手の登録数の違いのみならず、最終学歴にも影響することが分かります。

 

 

誕生月の違いによる学業成績・偏差値への影響

最終学歴が違うということは、当然学業成績にも誕生月の違いによる影響があるということです。

 

再度川口大司氏の『誕生日と学業成績・最終学歴』からの引用です。

算数・数学スコアに関する同様の結果は, 図 1からも見て取ることができる。 ここでは相対年齢 は日単位に換算されており, 算数・数学スコアを この日単位の相対年齢に回帰して求められた回帰 直線と, 算数・数学スコアについて局所平均値を 算出したプロットが示されている。 男子と女子のサンプルを比較すると, 回帰直線 の傾きは同程度ないし女子のサンプルにおいて小 さい。 またどの結果からも, 1 年の相対年齢の差 が平均して 20 点から 30 点程度のテストスコアの 差に結びついている。

引用が多くなるので避けますが、川口氏によればこのような誕生月の違いによる成績の違いは数学だけではなく、他教科でも同様の結果が出ているとしています。

このように誕生月の違いは学業成績にも影響を及ぼすことが統計で分かっています。

 

マタイ効果・相対年齢効果のハンデをひっくり返す方法

これをやればハンデはひっくり返る

3月生まれの子供は4月生まれの子供に比べて勉強や運動で生まれながらに劣っている状況にある。

これはいくら否定しても仕方のない事実です。

では、どうしたら誕生月の違いによるハンデをひっくり返すことができるのでしょうか。

それは、他の子供よりも多く勉強や運動の練習をするということです。

これを読んで、「何だ。そんなことかよ」と思った方もいるでしょう。

でも他に方法があるのでしょうか?

あったら教えて欲しいです。

そして「何だ。そんなことかよ」と思えるようなことを実践できる人だけが、口で文句を言っている人たちよりも上にいけるのです。

 

成功体験で差がつく

小学校入学前は義務教育ではありませんから、ひらがなの読み書きや足し算・引き算などの勉強をしていなくても幼稚園や保育所で差がつくことはありません。

しかし、小学校に入学すればひらがなの読み書きや足し算・引き算などの算数などの勉強が始まります。

仮に4月生まれの子供と3月生まれの子供が同じ教室にいたとして、2人とも小学校入学前にはひらがなの勉強も足し算・引き算の勉強もしてこなかったとしましょう。

『誕生日と学業成績・最終学歴』によれば4月生まれの子供の方が3月生まれの子供よりも成績が良くなるはずです。

それはマタイ効果や成功体験による影響が大きいためです。

 

そうであるならば、4月生まれの子供よりも勉強をして成功体験を作り出せば良いのです。

では、どうやって子供に成功体験を経験させれば良いのでしょうか。

それには実際に勉強を通して「できた」という感覚を何度も体感させることです。

何度も「できた」を繰り返すうちに子供は自分に自信が持てるようになる。

 

成功体験のための勉強はいつから始めれば良いのか

マタイ効果により「できる子」はさらに「できる子」になりますから、勉強を始めるのは少しでも早い方が良いでしょう。

中学生よりも小学生、小学生よりも、保育所・幼稚園の年長さんといったように少しでも早く始めることにより、子供のその後の人生の学業成績の成長スピードが変わってきます。

成功体験を多く経験させることにより、成功体験の累積による優位性が生じます。

小学1年生で自分に自信が持てて、それ以降ずっとマタイ効果を味方につけて良い環境で勉強を続けるのと、中学3年生で自分に自信が持てて、そこからやっとマタイ効果を味方につけるのでは当然、小学1年生からマタイ効果を味方につけた方が良い結果が出ますよね。

 

どんな勉強をすれば成功体験を経験できるのか

マタイ効果を利用して成功体験を繰り返し経験させるのにお勧めの勉強ツールがあります。

それはベネッセの「こどもちゃれんじ」「進研ゼミ」です。

 

うちの子供は年長さんになった春からベネッセこどもちゃれんじを受講し始めたのですが、今まではできなかったひらがなの書き順などを自分で自主的に調べて、できるようになってきています。

今までできなかったひらがなの書き順や足し算ができるようになった瞬間はとても嬉しそうにしています。

これが勉強における「成功体験」の一つなのでしょう。

これを繰り返し経験することにより、勉強への苦手意識が少しでもなくなり、小学校入学前からマタイ効果を味方につけて、誕生月の違いなど関係なく成長してくれるものと考えています。

 

もし、お子さんが小学校入学前にしろ、小学校在学中、中学校在学中であるにしろ、お子さんの人生で一番若い日は「今日」なのですから、今まで勉強をしてこなかったとしても「今日」から始めれば良いのです。

とりあえず資料請求をして、取り寄せた資料を読んでみましょう。

資料請求は無料ですし、読んでマイナスになることは何ひとつないのですから。

 

 

まとめ

まず始めに、プロ野球選手・プロサッカー選手は4月から7月生まれが多いという話をしました。

 

次に、このような結果になるのは純粋に4月から7月生まれの子供が多いのではないかという仮説と、厚生労働省の統計から月別出生数とプロ野球選手・プロサッカー選手の数との関係はないという話をしました。

 

次に、『誕生日と学業成績・最終学歴』の引用をして、運動のみならず、誕生月の違いより最終学歴や偏差値にまで違いが出るという話をしました。

 

最後に、誕生月の違いからくる相対年齢効果・マタイ効果のハンデは、他の子供よりも多く勉強することにより成功体験を繰り返し経験させ、その成功体験によるマタイ効果(誕生月の違いからくるものではなく)を味方につけることにより、ひっくり返せるという話をしました。

 

何もしなければ誕生月の違いによる差はどんどん開いていきます。

そうならないためにも、勉強を始めるのであれば、少しでも早い方が良いです。

12月から3月生まれのお子さんも周囲よりも勉強を多くすれば、誕生月の違いなんて簡単にひっくり返せます。

4月から7月生まれのお子さんも他のお子さんが学校の外で勉強をしているのですから、のんびりなどしていられません。

誕生月の違いからくる相対年齢効果によるハンデは確実に存在します。

しかし、勉強をして「成功体験」を繰り返し経験することによる「マタイ効果(年齢によるものではなく)」を利用すれば、誕生月の違いなど関係なくなるのです。

是非ベネッセの「こどもちゃれんじ」「進研ゼミ」を利用して、少しでも早くお子さんに勉強をする環境を提供してあげて、「成功体験」を繰り返し経験させてあげてください。

 

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HALプロフィール

2016年にセキスイハイムで60坪の注文住宅を建てる際に、価格交渉で1100万円以上の値引きに成功しました。

これからセキスイハイムで家を建てる方に『セキスイハイムから1100万円の限界値引きに成功した価格交渉方法』などをお伝えします。

 また、間取り・不動産登記・固定資産税・住宅設備など幅広い知識を基に住宅に関する様々な情報をお伝えします。

 保有資格:宅地建物取引士

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